旅していました

昔やっていた研究の関係で、なぜそこに?という田舎によくうかがいました。

いや、なぜそこに?は、有名な観光やゆるキャラがいなかっただけ、て、昔はどこにもゆるキャラいませんでしたけれど。

どこに行っても、お尋ねしても、企業がうちに来てくれたら雇用も過疎化も安定解決するのに!ばっかりでした。あんなん言うなら、B級グルメゆるキャラを造り出して発信するほうが、よほどステキです。

ただ、私、奇跡的なぐらいに酒が呑めない。遺伝子の突然変異らしいですね。自分好みの日本酒とか分かっているのに、残念だし、地元のかたと呑めないんじゃ話にならない。

初めて1人で、長期滞在?したのが隠岐の島町なんですが、ほんとに島中、だんだん!の挨拶が響きわたるのが楽しかった。いや、人の集まっている地区ではね。夜のイベントでは、大人しすぎる私まで躍りに誘ってくださり、暖かい居心地のいい島でした。当時は、1人旅が恐くて、なかなか馴染むどころではなかったけれど。

旅は、本人は遊び気分かもしれませんが、そこで暮らす人が本気で生きてる日常をのぞき見させていただくことになるため、時々ため息をついてしまいます。私もここは帰ったら1人でやらないかんな、どこにいても日は登り、日は沈み、きちんと生活する人がいるのはみごとにかわらないな、と。当たり前なんですが、若い頃よくそうかんじながらあちこち旅していました。