ヒーロー

子どもの頃の絶対ヒーローといえば、秘密戦隊ゴレンジャーに、ウルトラマンシリーズだった。

ゴレンジャーは、エンディングを丸暗記して、ウルトラマンは文字どおりかじりついて観ていた。調べると、リアルタイムで観ていたら、年代が合わないので、再放送だったのかもしれない。夜店で彼等のお面をみては立ち尽くし、綿菓子の袋にプリントされていたらため息をつき。五人でゴレンジャーなんだから、次は名前の付けようがない、とまで勝手に決めてかかっていたっけ。

ウルトラマンには、何代替わっても食い付いていった。あまり画面ににじりよるものだから、なんでウルトラマンの身体にシワが入り、ファスナーがあるんだろ?と気になりながらも、残り三分にならないと必殺技を出さない姿勢?に、毎週ハラハラドキドキしていた。

今は便利で、これが元祖だ!と、写真ぐらいは見せてやれる。すると、こんな雰囲気、全員が名乗る間に、やられてるわ!と今の子に言い返された。武士の時代から、イライラするけれども名乗りと、全員の決めポーズは必要なのだ、たぶん。

ちなみに、当時のお面を新品同様に持っていたら、数倍の値段は軽くついたかな、ネットで。でも、新品同様になんかおいておけるわけないし。