密かな誇り

色々あって、母とは成人前までしか縁がなく、これからも会えないのだろうと覚悟している。しかし、そんな母の思い出は実は尽きることはない。
そのなかで、私が母に似ていて良かったと思えることが、確実にひとつ、ある。

マトモな大人なら、ここはぐっとこらえて、頭を下げねばならぬこともある。現に、自分にいささかでも原因があって謝罪が必要な時の、私の小心者ぷりったら!!哀しいぐらい引きずって、切り替えができない。

しかし、それとは違うとき。権力に甘えて昔を忘れたのか何なのか、奥に引っ込んで出てこないくせに、意味不明の指示を座ったまんまでしてくる時!

立場はそりゃ、天と地よりも離れてます。言葉どころか、首をかしげられたらこちらのクビが飛ぶ関係。


だからってなんなの!!

ここで立場にふさわしくない言論の数々をふっかけ、何度実際にクビが宙を舞ったか、しれません。

でも、下げる道理のないとこで従うのだけは、我慢すべきではない。自由がほしい。怒りにつられ、ほしかったものがいつのまにかすりかわっていても許せないものは許せない。

社会人の卵の頃の話ばかりですが、今でも、根拠のないカラ気の強さだけは、人間間違っているけど、似ていて良かった、ありがとう、と誇りに思っています。


誉めるとこはそこなの?若い頃の美貌似たかったよとか、ないの? 私には要らないもの、かなあ。やはり。