寒い日に妖怪?

一種独特の感慨をもって、毎年心に迫ってくる12月。

この年齢だと、落ち着いて現実にだけ対応できればいい、なんて人には言われたりしますが、願わくば心だけはいつまでもぞわざわ、フラフラしていたいものです。


最近、妖怪話をよくせがまれます。しかし。一見おどろおどろしい妖怪譚、あれ?オチがない。意外に恐くない。何でそれだけしかやらないの?恐いんだけど、かわいくない?

人の変化する幽霊話と、モノや動物の化ける妖怪譚は、なにか伝えたいことが違うのかもしれない。化けてるからって、いつも人に害をなすとは限らない、立っているだけですも立派な妖怪世界、日本人の何でもアリなおおらかさが少し、垣間見える気がします。ソレダケ?と聞き返されると、いつも困っているのですが。